高血圧の主な症状とその原因とは

血圧とは、心臓から送り出された血液が血管の壁に加える圧力の事です。
心臓が収縮し血液を送り出した際にかかる血圧を最高血圧(収縮期血圧)、心臓が拡張した際の血圧を最低血圧(拡張期血圧)と呼びます。
高血圧の主な症状と、それにより引き起こされる疾患にはどのようなものがあるのでしょうか。

まず、高血圧とは、安静にしている時の血圧が慢性的に正常範囲を超えて高く維持されている状態の事です。
体を動かしたり寒い時にも血圧は上昇しますが、こうした一時的な血圧上昇は高血圧ではありません。
初期の高血圧では自覚症状が無い場合がほとんどで、そのまま放置されてしまう事が多くあり、そこから様々な疾患を引き起こす恐れがあります。
高血圧を放置すると血管に負担がかかり続ける事となり、血管の内壁に傷が付いて固くなる動脈硬化の原因となります。
動脈硬化による慢性的疾患には「脳血管障害」「心疾患」「腎臓疾患」「血管疾患」等が主なものとして挙げられます。
脳血管障害の中で高血圧と関連が深いのは脳出血と脳梗塞で、これらの脳卒中の62%は高血圧が原因であると言われています。
また、脳内の血管や神経が刺激されることにより偏頭痛の原因にもなります。

心臓疾患については、高血圧が原因となりやすいものとして虚血性心疾患・心肥大・心不全が主に挙げられます。
虚血性心疾患は、動脈硬化によって心臓への血流が阻害される事が主な原因となります。

高血圧の状態が続く事で心臓の運動量が増加し、次第に大きくなる心肥大を引き起こし、それにより心臓の動きが鈍り心不全を引き起こす原因ともなります。
腎臓疾患は、腎臓の糸球体と呼ばれる細動脈の束が高血圧によって傷付く事で引き起こされる恐れがあります。
血管疾患については、高血圧が原因となりやすいものとして動脈瘤・閉塞性動脈硬化症が主に挙げられます。

では、高血圧の原因となるのは何でしょうか。
現在の所、これが原因だというはっきりしたものは分かっていません。
日頃のストレス・運動不足・肥満や、食生活においては過度のアルコール摂取・塩分の摂りすぎ・栄養バランスの偏り等、これら生活習慣の乱れや、遺伝的な要素等が複合的に絡み合って発生すると言われています。
高血圧の治療としては、生活習慣の改善や降圧薬による治療が主な手段です。
降圧薬の中でも標準的な治療薬のひとつとして「ノルバスク」が挙げられます。以下でノルバスクについての詳細について述べます。

高血圧治療薬「ノルバスク」の効果とは

ノルバスクは血圧を下げる働きを持つ降圧薬のひとつです。
降圧薬の種類として、カルシウム拮抗薬・アンジオテンシン受容体拮抗薬・アンジオテンシン変換酵素阻害薬・利尿剤・ベータ遮断薬などが主に用いられています。
その中で、ノルバスクの分類はカルシウム拮抗薬です。

カルシウム拮抗薬とは、細胞内に流入するカルシウムを減少させる事で血管を拡張する治療薬です。
この分類の治療薬は効果が高く、また安全性も高く重い副作用もほとんど無い為、標準的な降圧薬として広く使われています。
作用として、血管を広げ血流を良くする事で血圧を下げる効果があります。
心臓や体内の血管を広げ心臓の負担を軽減させる効果がある為、狭心症の発作の予防に用いられる事もあります。

副作用としては、顔面潮紅などのほてり、めまい、頭痛、動悸、むくみ、発疹等が挙げられます。
これらは薬の連用により徐々に慣れてくる事が多い症状です。他の副作用として、薬の長期連用によって生じる「歯肉肥厚」と呼ばれるものがあります。

これは歯茎が肥大し厚くなる症状で、痛みが生じる場合や歯肉炎に繋がる場合もあります。
歯肉肥厚に関しては、歯磨きで歯垢を除去する・歯科を受診し歯のメンテナンスを行なう等の方法で、予防したり発生の可能性を抑える事が出来ます。
薬により血管が拡張されることにより偏頭痛が発生する可能性もあります。
重篤な副作用はほとんど無いと言われていますが、添付文書に記載されているものとして、劇症肝炎・肝機能障害・黄疸・無顆粒球症・白血球減少・血小板減少・横紋筋融解症・房室ブロック等が挙げられます。
ノルバスク等の降圧薬の使用に当たっては、用法・用量を医師と相談した上で使用し、副作用の症状が現れた場合や、胸が痛む・脈が異常に遅くなる等の症状が現れた場合は、ただちに受診する必要があります。